最近とくに好きになった紅茶のひとつが中国の紅茶「キームン」。
キームンが飲みたいなといろいろと買って飲んでいたら、気付いたら3種類ものキームン(Cha tea 特級祁門・Cha tea 祁門紅茶 香螺・悟空茶荘 特選祁門紅茶)を開封してしまっていたため、ずっと前に買ったテイスティングカップを引っ張り出して、飲み比べをしてみました!
それぞれとってもおいしいのですが、3種類いっぺんに飲み比べることで気づく個性や違いがあることに驚き。
通っている紅茶教室では、いつもこうやってテイスティングカップで飲み比べをさせてくれます。比較することで味の違いが明確になるから、家でももっと飲み比べをしていきたい!と改めて思いました。
紅茶の基本情報
まずは紅茶の基本情報からご紹介。
各サイトから引用させていただきます。
Cha tea 特級祁門
キームンが無事入荷しました。
中国国内での需要の増加、現地の物価上昇など様々な要因により、上質のものが中国国外に出にくくなっている上にこのコロナ禍。
今年度の入荷は難しいのでは・・・と思っていたので、無事届いて本当にホッとしています。女王陛下の誕生日を祝う席で楽しまれるというキームン紅茶。
17工程を手作りで時間をかけて丁寧に作られた紅茶で「工夫紅茶」とも呼ばれます。蘭の花にもたとえられるとても、やわらかなスモーキーフレーバーとまろやかな味が特長です。
引用元:https://chatea.ocnk.net/product/40
Cha tea 祁門紅茶 香螺
螺旋のような美しい形状の茶葉「香螺」
日本ではなかなか販売されない高級グレードの祁門です。ルビー色の美しい水色、渋みは少なくマイルドな味わい。スモーキーさは少なく、甘い蜜の香りは杏のよう。
口の中いっぱいに香りが広がります。ストレートで3分、2煎目はぜひ水出しに。中国式に蓋椀で茶葉を多めに何煎が繰り返し楽しむのもお勧めです。
引用元:https://chatea.ocnk.net/product/270
悟空茶荘 特選祁門紅茶
産地:安徽省
内容量40g入
蘭の花にもたとえられる「祁門香」と呼ばれる香りが特徴で、
古くより英国王室をはじめ、ヨーロッパで愛飲されている紅茶。
ダージリン、ウヴァと並び『世界三大紅茶』に数えられる。
上質な祁門紅茶をレトロな雰囲気の悟空オリジナル缶に入れました。急須やポットに5gほどの茶葉を入れ、熱湯を注ぎ3分ほど蒸らしてからお飲みください。
引用元:https://www.gokuchasou.co.jp/SHOP/104-000628A.html
茶葉の様子をご紹介!
Cha tea「特級祁門」と「悟空茶荘 特選祁門紅茶」の茶葉は似ていますね!
茶葉は黒色。Cha teaさんのものは、少しオレンジのものが混ざっていますね。悟空茶荘さんのものは、茶葉が均一に黒いですね。
Cha teaの「祁門紅茶 香螺」は、茶葉の形状がとにかく特徴的ですね。クルンと丸まっている形状で、オレンジっぽい明るい色合いの茶葉が多く混ざっています。
3種類をテイスティング
それでは実際にキームン3種を飲み比べしてみます。
せっかく買ったので、テイスティングカップを使って淹れてみました。結構簡単に淹れることができますし、3種類のリーフの紅茶を同時に作れるのは良いですね!
Cha tea 特級祁門
水色
落ち着いた赤色。秋みたいな色合い
香り
ウッディだ…。深い霧が下りている日、森のウッドチップの上を散歩しているかのような良い匂い。
味
スモーキーな香り。渋みは控えめ、独特の香りが口いっぱいに広がる。飲んだ後にお花のような華やかな柔らかい香りもして、安らぐ…!
Cha tea 祁門紅茶 香螺
水色
水色がほかのものよりも水色が濃い。深みあり
香り
いつものキームンと全然違う!!蜜っぽい甘みがある香りがする!!!甘い!なんだこれ。不思議。アッサムなどのほっくり系の甘みとも異なる。後の方に、ちょっとメンソールっていうか、すっきりした香りもいる!おもしろい。
味
入れた後の茶葉は、かなり大ぶりになってびっくり。
飲もうと口を近づけたら、結構メンソールのような香りがしてびっくり。
あれ!全然違うぞ!!!スモーキーさが全然ない。お花だ!お花の香り!蘭のような香りがする!うまい!!
渋みは全くない。キームンって気づけないかも。
悟空茶荘 特選祁門紅茶
水色
落ち着いた赤色。秋みたいな色合い
香り
同じくウッディだけれど、cha teaさんのものよりも、すこしさっぱりとしている気がする。また少しだけ蜜っぽい香りも感じられる。茶葉の様子と水色が似ていた2つでも、意外に香りに差があって、びっくりした。
味
あっこちらも、スモーキーさは、cha teaさんのものよりも抑えめで、花っぽい香りがする。
Cha teaさんの後に飲むと、ちょっとあっさりと感じるけれど、お花の香りもして、より華やかな感じがする。cha teaさんの二つのキームンのちょうど間のような味だ…。
まとめ「キームン3種類飲み比べ」
同じ「キームン」といっても、実際に飲み比べてみると、味や香りの違いがはっきりとわかり、とても面白かったです!
それぞれにおいしいけれど、しっかりとブランドや茶葉の種類ごとに個性があるのだなあと実感。とくに香螺は、これまでのキームンのイメージが変わるくらい美味しかった。
違いがあまり理解できていない各地域の紅茶も、こうやって飲み比べて覚えていきたいなあ。
ディンブラ・アッサム・ルフナの3種が「コクやボディが強くて、ミルクに合う」というくらいのざっくりとした印象しかないので、しっかりと飲み比べたいです。
そのほか、キャンディとニルギリ、ダージリンとヌワラエリヤの飲み比べもやってみたい。