夫と結婚してから、海外生活や出産・育児…と怒涛のイベント祭りだったのですが、ようやく最近落ち着いてきたので、前からしてみたかった紅茶の勉強を育児と家事の合間に少しずつ始めています。
このサイトのタイトル通り、私は、アールグレイがとにかく好きなのですが、紅茶のことを勉強するには、まずは産地ごとの紅茶の味をしっかりと知ることが大切なよう。
そこで、アールグレイやブレンドティーも楽しみつつ、産地ごとの紅茶の味や香りを覚えていきたいと考えています。
将来は茶園ごとの味(シングルエステート)の微妙な違いもわかるようになりたいけれど、まずは産地(シングルリージョン)ごとに紅茶を試していく予定。
今回は、スリランカのルフナの紅茶を飲んでみましたので、感じたことをできるだけ自分の表現で記録していきます。
ルフナとはどんな紅茶?
ルフナ(Ruhuna)は、世界屈指の紅茶生産国・スリランカの紅茶の産地のひとつ。
スリランカの中央をはしる山脈の南に位置していて、標高200~700mほどの低地。
さまざまな紅茶の産地があるスリランカの中でも、ルフナはもっとも低地の産地です。
蜜のような柔らかくて甘い香り、独特なモルティーフレーバーが特徴的で、低産地ならではの強いコクと濃厚な味わいが特徴。ミルクにもとても合う紅茶です。
ただ他の低地産の紅茶であるアッサムなどと比べると、ルフナの渋みは抑えめ。
ストレートでもとても美味しくいただける紅茶なんだそう。
ChaTea「ルフナ キルワナカンダ茶園BOP」の基本情報
公式サイトの商品説明
ルフナ・キルワナガンガ茶園BOP/2022年3月摘み
2022年の新茶がやっと届きました!!!!!ルフナは標高600メートル以下の低地にあたる産地です。
日本ではあまり馴染みがない産地名かもしれませんが、実はスリランカで最も生産量が多く、主に中近東や北アフリカに輸出されています。一年を通して収穫・製茶されていますが、特に2〜4月が良質な茶葉の生産量が上がるベストシーズンといわれています。
キルワナガンガ茶園は、ルフナのデニヤヤにある、標高310メートルの茶園です。
ディンブラ地区にあるサマセット茶園、マタケリー茶園なども同じグループ会社が経営する茶園です。ミルクティー向きに、BOPサイズに製茶された茶葉は黒々しており、ビターなカラメルのような甘い香りがします。
どっしりとしたコクとパンチのある渋み・・・後味の甘み。お勧めは断然ミルクティーです。美しい濃厚なブラウンの水色、砂糖を入れたかのような優しい甘みをお楽しみ下さい。
ルフナは、スパイスとの相性がとても良いので、スパイスをふんだんに使ったチャイのベースにもおすすめです。ストレートで2分半蒸らし、ミルクティーは3〜4分しっかりと蒸らしてください。
引用元Webサイト:https://chatea.ocnk.net/product/201
ルフナのベストシーズンは、2~4月なのですね。今回買ったChaTeaさんのルフナは3月摘みの茶葉ということで、とても良い時期の茶葉。
あと、ルフナがスパイスと相性が良いというのは、知りませんでした…!
チャイに使ったらおいしい茶葉なのですね。
クリスマスの時期は、結構スパイスが入ったお菓子が販売されているので、そういうクリスマスデザートとも相性が良さそう。
紅茶の詳細情報
ブランド名:Cha Tea
紅茶名:ルフナ キルワナカンダ茶園BOP
紅茶の産地:スリランカ ルフナ キルワナカンダ茶園 3月摘み
購入場所:Cha Tea
ChaTea「ルフナ キルワナカンダ茶園BOP」をレビュー
抽出方法
抽出方法は、パッケージの裏側とWebサイトに載っていました。
茶葉3gに170mlの熱湯。蓋をして2分半から3分蒸らし。
ストレートの場合は、2分半。ミルクティーは3〜4分。
水色・香り
水色は、どっしりとした赤色。
紅茶を入れたあとの茶殻をかいでみると、黒蜜のような、はちみつのような、ほっくりとした香り。焼き芋のような甘い香りを感じました。
味と感想
味は、コクがありつつもまろやか。
舌全体を優しく刺すような渋みはあるものの、口の中がきゅっとなるような強い渋みは感じられません。
香りと同様のほっくりとした美味しさ。寒い季節に、とてもおいしい紅茶。
ミルクを入れると、より紅茶の甘い香りの部分が際立って、渋みがさらに抑えられて、すごくまろやかな紅茶になりました。
飲み口がすっきりする紅茶ではないけれど、とても芳醇な香りです。
私の中で、ルフナはほっくりこっくり紅茶だわ。
ルフナと食べ物の組み合わせ
次は、ルフナと相性が良い食べ物を探してみます。
フルーツが入ったバターケーキ
ルフナは、ドライフルーツと合うと聞いていたのと、またローグロウンのフルボディタイプなので、重いこのバターケーキに合うのではないかと思って食べ合わせてみました。
ただこのバターケーキのフルーツ(ラズベリーかな?)が、思いの外酸っぱくて、ルフナの優しい渋みともバッティングしてしまいました…。口の中が余計にキューっとなる味わいで、食べ進みにくかったです。
この時、私が淹れたルフナもあまり良くなかったのかも。本来のルフナよりも渋みが出てしまった気がします。
ミルクを加えてみたら、もっと違う味わいになったかなあ。
シンプルなミルクチョコレート
次にシンプルなミルクチョコレートと。
ルフナの渋みはそこまで強くないので、チョコレートの油分や甘みをすべて取り去ることはないけれど、良さは引き出しているように感じました。
チョコレートのような油分が高いお菓子が好きで、あまり口当たりをさっぱりとさせたい訳ではないので、この組み合わせは結構好きかも。
ただ最高の組み合わせかというと、他にももっと良い組み合わせがありそうです。
なんというか、チョコレートの味が強いので、ルフナのほっくり感が少し負けてしまっているように感じたんです。
チョコレートは美味しく食べられるけれど、ルフナの紅茶の味はそれ単体よりも美味しくはならなかったように思います。
どの食べ物が私にとっては、ルフナに一番合うのかしら!!長い旅がはじまりそうです。
ChaTea「ルフナ キルワナカンダ茶園BOP」レビューまとめ
以上、簡単ですが、ルフナについてのレビューでした。
ルフナは、黒蜜のような甘い香りで、ほっくりこっくりする紅茶。
味わいはどっしりとしているけれど、強い渋みはなくてやわらかな味わい。
ミルクとの相性も良くて、寒い季節に良い紅茶ですねえ。