アールグレイ好きな私ですが、産地ごとの紅茶の味を覚えたくて、シングルリージョン(シングルオリジン)の茶葉も飲み比べをしている今日この頃。
今回は、スリランカ・ウバの紅茶の味を飲んでみます。
キリッとした口を横切るような爽快な渋みが特徴的で、すごく好みの味わいでした。
ウバとはどんな紅茶?
スリランカのウバで作られる紅茶は、インドのダージリン・中国のキームンと並ぶ世界3大紅茶のひとつに数えられます。
ウバはスリランカの中央山脈の東側に位置する地域で、標高900~1500mにもなる高地。ここで作られる茶葉は、ハイグロウンに分類されます。
高地産らしい刺すようなキリッとした渋みと強い香りが、紅茶の特徴です。
寒暖差があるために霧が発生しやすく、これによって高品質なウバにはバラの香りのような独特な「ウバフレーバー」が付されるそう。
ストレートでもアイスでも、そしてミルクを加えてもおいしくいただける茶葉です。
Hygge (ヒュッゲ)「ウバ」の基本情報
今回いただいたウバは、輸入食品屋さんHygge (ヒュッゲ)で見かけたもの。
公式サイトが見当たらなかったのですが、紅茶を買ったときにチラシをいただきましたので、そこに掲載されていた商品説明を引用させていただきます。
商品説明
ダージリン ・キームンと並ぶ世界3大紅茶のうちのひとつ
コクのある味わいにバラのような甘く華やかな香り、ハイグロウンならではのキレのある渋みが楽しめます。ストレートはもちろんミルクとの相性も抜群で、特にイギリスで人気の高い茶葉です。
引用元:お店でいただいたチラシ
紅茶の詳細情報
ブランド名:Hygge (ヒュッゲ)
紅茶名:ウバ(UVA)
紅茶の産地:スリランカ・ウバ
購入場所:Hyggeの店舗
Hygge (ヒュッゲ)「ウバ」をレビュー
抽出方法
抽出方法は、パッケージの裏側に書かれていました。
ティーポットにティースプーン一杯分(2~3g)の茶葉を入れ、熱湯200mlを注ぎ、3分ほど蒸らしてください。
ストレートはもちろん、ミルクやレモンを加えてもおいしく召し上がれます。
色・香り
深い赤色。どっしりとした印象を持ちました。
香りは芳醇な感じもありつつ、軽やか。
草っぽさもしっかりと感じられます。以前嗅いだことがあるヌワラエリヤの香りにも少し近い印象を受けました。
飲んだ感想
飲んでみると、キリッとした渋み。口の中をスパッと横切るような渋みが感じられます。
後味もとてもすっきり。紅茶を飲んだ後の口の中と喉元は、とてもさっぱり!
でも渋みだけではなく、紅茶の深い旨みも感じることができました。
紅茶の味がとてもしっかりとしていて、コクも強いです。
でも重たい紅茶という印象はなく、その点はハイグロウンの紅茶らしいところなのでしょうか。
ミルクを入れると、渋みが少しまろやかになって、紅茶が持つコクがより深まりました。
ストレートも美味しかったですが、ミルクにしても個性が残るおいしい紅茶だと感じます。
ハイグロウンの紅茶の渋みって、とにかくキリッとしているんですね。
以前に飲んだ低地産のルフナの渋みは、舌全体を刺激して、余韻が残るようなどっしりとした味でしたので、少しだけ高地産と低地産の渋みの違いがわかったような気がしました。
ウバとの食べ合わせ
チョコレートドーナッツ
渋みがはっきりとしているので、味が強いものとも合うと考え、チョコレートとナッツがたっぷりかかった重たいチョコレートドーナッツと合わせてみました。
ドーナッツを食べた後に残る油っぽさが、ストレートのウバのキリッとした渋みでさっぱり。組み合わせることで、ドーナッツの後味もよくなったし、ウバの渋みはまろやかになって、良い組み合わせだと感じました。
ここまで重たい食べ物に合わせる場合には、ストレートがおすすめです。
生クリームたっぷりシュークリーム
お次は、生クリームがたっぷりと入ったシュークリーム。
こちらもクリームの油っぽさを、ウバのキリッとした渋みがさっぱりとさせてくれておいしい。
一方ウバは、少し渋みが抑えられて、でもしっかりと紅茶の旨みも感じられて、良い組み合わせ。
シュークリームにもいろいろと種類があるけれど、生クリームがメインのシュークリームとウバはとても相性が良さそうです。
チョコレートだと、ちょっとウバの香りを邪魔してしまっているかなという印象もあったので、生クリームメインのシュークリームくらいの軽さがあるスイーツの方が、ウバとの相性は良いかもしれません。
Hygge (ヒュッゲ)「ウバ」レビューまとめ
夫と私もこのウバの味が、とても好きです。
キリっとした強い渋みと個性的な味わいが、とてもミルクに合っておいしい。
ストレートでもおいしいし、食べることが多い油分の多い食べ物との組み合わせも良さそうなので、これからもいろいろな食べ物とウバの組み合わせを試していきたいと考えています。