年末の帰省のついでに行ってきました、大阪・阪急百貨店の「リントンズ(Ringtons)」!
お茶友さんのツイートなどで拝見していて、ずっと行ってみたいと思っていたお店のひとつ。
以前友人がリントンズの「トラディショナル」という紅茶をプレゼントしてくれ、すごくおいしかったことも記憶に残っており、大阪に行くなら寄ってみたいなと考えていました。
大阪にはリントンズ以外にも、ロンドンティールームなど私の憧れの紅茶専門店があって、できればゆっくりお茶をしたかったけれど、0歳児連れでは紅茶専門店でゆっくりカップを傾けることなどはなかなか困難……。
そこで今回は、サクッとリントンズで茶葉を買ってテイクアウトしてきました。
「リントンズ(Ringtons)」の店舗情報
リントンズの店舗は、大阪の阪急百貨店1階にあります。
私ははじめてこの百貨店を訪れたのですが、お店の区画が広々としており、すごくおしゃれな雰囲気でした。
夫によると最近リニューアルされたみたい。大阪に住んでたら通いたいお店です。
店舗には、定番の紅茶がたくさん並べられていました。
売り物ではなかったけれど、おもしろい形のティーポットも!(実用性は低そうね…。)
リントンズは、ダージリンやアッサムなどのシングルオリジンの紅茶は取り扱っておらず、独自のブレンドティーが定番のラインナップ。
定番のうち、唯一のフレーバードティーが今回いただいたアールグレイです。
ゴールド・ブレックファスト・トラディショナル・カッパス、そしてアールグレイの5種類が定番。
紅茶ブランドの中では、かなりラインナップが少ないですよね。
ただこれらの定番紅茶は、イギリスで何十年も愛され続けている特別な伝統の味わい。リントンズは、この少ない定番の紅茶の味をプロフェッショナルなティーブレンダーの技術で守り続けているんだそう。
(専属のティーブレンダーは、一日に最大300種類もの茶葉を飲むこともあるんですって。私には想像できない世界です…。)
どのブレンドも奇をてらったものではなく、日常になじむ、日常的に飲んで楽しむ、長く飲み続けられる紅茶なんだという印象を持ちました。
店舗ではドリンクも販売しています。
アイスミルクティーとコールドブリューティー、ホットミルクティーの3種類。
テイクアウトもできるし、スタンディングで飲めるテーブルも3つほど用意されていました。ショートブレッドなどの焼き菓子も一緒に購入可能です。
ちなみに、このリントンズ阪急店が世界で唯一のリントンズ直営店。英国生まれのリントンズが、日本でもいかに愛されているかわかりますね。
「リントンズ(Ringtons)アールグレイ」の基本情報
今回買ってみたリントンズのアールグレイについての情報もご紹介。
公式サイトの商品説明
リントンズの公式Webサイトには、このアールグレイについて、詳細に紹介されていました。
webサイトでその紅茶にかける思いなどがしっかりと語られていると、飲むときにふむふむなんてサイトを読みながら、世界各所に思いを馳せながら紅茶が飲めますよね。
今回は後半部分のみ引用させていただいています。全文はぜひリントンズの公式サイトをチェックしてみてください。
リントンズの【アールグレイ】のミルクティーは、新鮮なケニア茶葉の芳醇な茶葉の香りに、ベルガモットの上品なフレーバーも香ります。
そのうえで、茶葉本来の味わいも驚くほどしっかりと感じられ、「アールグレイのミルクティー」のおいしさに気付いてしまいます。
英国熟練のティーブレンダーの真骨頂を見せる味わいです。マグカップ用ティーバッグで、1包で大きなマグカップ1杯分の紅茶(250cc)を抽出できます。1袋に50杯分の紅茶が入っています。
引用元Webサイト:https://ringtons-japan.jp/SHOP/rt-0006.html
外観・パッケージ
リントンズのロゴ、それから紅茶のパッケージに使われている写真には、馬車が採用されています。
リントンズの創業から半世紀の間、馬車を使って紅茶をお客さまに届けていたそうで、これが由来なのかなあと勝手に想像しています。
現在はもちろん馬車は使われていませんが、代わりに車を使った紅茶の宅配サービスがイギリスで続いているそうですよ。
ティーバッグは、イギリスらしい個包装されていなくて、持ち手がないタイプ。
出先に持っていくには不便かもしれませんが、私はこのタイプのティーバッグがすごく好きです。
なんたって省スペースだし、ゴミも少ない。このひとつの小さなパッケージに50個ものティーバッグが入っているなんて、最高です!
紅茶の詳細情報
ブランド名:リントンズ(Ringtons)
紅茶名:Earl Grey アールグレイ
原材料:紅茶・香料
紅茶の産地:ケニア
おおよその価格:1200円(50包)
購入場所:阪急百貨店・1階
「リントンズ(Ringtons)アールグレイ」をレビュー
抽出方法は、webサイト、それから店頭でいただいた冊子に書いてありました。
とても詳細に書かれていたので、この記事では一部省略してご紹介させてください。
抽出方法
1.ティーポットに先にティーバッグをいれる
2.汲みたての水道水を沸騰させてポットに注ぐ
3.4分間じっくりと蒸らす
4.冷たい牛乳をカップに先に注いでおく
5.ミルクティーの水色から楽しんで!
6.英国ミルクティーはビスケットとの相性が抜群!!
詳細は下記の公式サイトを見てみてください!
https://ringtons-japan.jp/SHOP/rt-0006.html
ミルクティー前提の抽出方法が紹介されており、さすがミルクティーが主流のイギリス生まれのブランドだなあと感じてしまいました。
色・香り
私はまずはストレートでこのお茶を楽しみたかったので、抽出方法の工程4以降は、今回は省略。
水色は美しい赤色。濃さもしっかりとあり、ミルクに合わせるときれいだろうなという色合いでした。
香りからは、あんまりベルガモットの香りは強くない印象。
ティーバッグの状態のまま香ってみると、アールグレイ感がしっかりとします。
飲んだ感想
それでは実際にリントンズのアールグレイを飲んでみます。
…おっ!紅茶のおいしい渋みがしっかりとある。口の上側を刺激するようなじわじわとする渋み。
ベルガモットの香りは抑えめのアールグレイで、紅茶の味わいをしっかりと感じられるフレーバーです。
ガツンと香るアールグレイもおいしいですが、このくらいの優しいアールグレイだと日常的に飲めて良いですね。
最近はシングルオリジンをよく飲んでいたので、リントンズのアールグレイ感がすごくちょうどよく感じました。
(いろんなアールグレイを飲んでいたときにリントンズのアールグレイを飲んだら、ちょっと物足りなく感じてしまったかも)
ケニア産の茶葉単体を飲んだことがないので、ベースのお茶の個性がどのくらい出ているアールグレイなのかはわかりませんが、あまり突出した個性が出ないようなベースにブレンド・調整されているような気がします。
ミルクを加えると、渋みがきっちりと抑えられて紅茶の旨みが強くなり、すっごくおいしい。
商品説明にも書いてあった通り、アールグレイのミルクティーにぴったりの茶葉ですねえ。
ストレートもおいしかったけれど、私はミルクを入れた方が好きでした。
華やかなお茶ではないけれど、日常的に飲み続けたいアールグレイ。
食べ物の味もあまり限定しないので、さまざまな食事やお菓子と組み合わせやすそうです。
「リントンズ(Ringtons)アールグレイ」レビューまとめ
以上、リントンズ・アールグレイを飲んだ感想でした。
ベルガモットの香りの主張は控えめで、紅茶の旨みが強いフレーバードティー。
ミルクとの相性も良くて、日常的に愛飲するアールグレイとしては最高な印象です。
アールグレイのほかに「ゴールド」というブレンドも買ってみたので、また今度レビューします。