スーパーで紅茶コーナーをみていたところ、「テトリー(Tetley)」のアールグレイを発見。
以前読んだ紅茶の本で、著者がイギリスのスーパーなどで手軽に買える紅茶だったら「テトリー(Tetley)」が一番のお気に入りだと言っていたことを思い出し、早速買ってみました!
「テトリー」の紅茶は英国で最もよく飲まれている!
「テトリー(Tetley)」は、日本ではあまり聞き馴染みがない紅茶ブランドかもしれませんが、実は紅茶大国のイギリスでは、最もよく飲まれているメーカー。
1829年にテトリー兄弟が作った「テトリー商会」が、このブランドの始まりと言われており、イギリスでティーバッグを初めて導入したブランドとしても有名です。
テトリー社のキャッチ・フレーズは「“That’s better. That’s Tetley”」。
意訳かもしれませんが、最高品質のベストな紅茶を提供するというよりは、日々の生活に飲む紅茶としてより良い紅茶を販売しているのがテトリーだ、という意味合いなのかなと感じました。
良いことがあったときに飲むとっておきの紅茶というよりは、毎日の日常の中で愛される紅茶ブランドならではのキャッチフレーズなのではないでしょうか。
ブランドの紅茶の特徴としては、売られている紅茶の全てが「ブレンドティー」であること。
ダージリンやアッサムなどのように単一産地の紅茶を販売しているのではなく、複数の産地から集めた紅茶をテトリー社が独自にミックスして、テトリーオリジナルの「EXTRA STRONG(エクストラストロング)」、「ORIGINAL(オリジナル)」などの紅茶を展開しているのです。
よって紅茶をブレンドする「ティーテイスター」は、テトリー社にとってすごく大切な存在。
日本の代理店のwebサイトには、ティーテイスターについてこんなことが書かれていました!
テトレー社のティーテイスターであるセバスティアン・ミカエリスは同社の至宝です。
世界で1500ある茶種をセバスティアンは15秒でプランテーションを言いあて、品質の等級を判別することができると言われています。
彼の舌でテトレーでの9年間に25万アイテムのブレンド・ティーを創ってきました。
テトレー社ではセバスティアンの”舌“に100万ポンド(1憶4500万円)の保険をかけています。
(一部抜粋)引用元Webサイト:https://interdec.jp/?mode=f2#tetley
すごい…。舌に保険をかけることができるんだ…!
そしてわずか15秒でプランテーションまで言い当てることができるなんて、凄すぎる。
味覚を狂わせないように、私生活でもいろんなことに気をつけているんだろうな…。
(以前テレビで調香師の方が、鼻の刺激になる匂いは極力嗅がない。ニンニクなどは一切食べないとおっしゃっていて、大変だな…と思った記憶が)
ちなみに輸入代理店を通して、日本国内でもテトリーの紅茶はスーパー・ネットで手軽に購入することができます!
「Tetley Earl Grey」の基本情報
そんなテトリー社の紅茶の中で、今回飲んでみたのはもちろん「アールグレイ(Tetley Earl Grey)」!
公式サイトの商品説明
世界中の茶園から芳醇でフール・ボディーの茶葉を選別して作り上げたお茶です。香味と新鮮さから花の香気が楽しめます。
新鮮で香気の高いベルガモットを使用したアールグレイです。アールグレイ50袋 125g
ピロー型ティーバック
パッケージサイズ D6.5㎝×W13.5cm×H11cm
定価 756円(税56円)
引用元Webサイト:https://interdec.jp/?pid=144427606
テトリー社の特徴通り、こちらのアールグレイのベースも紅茶の産地は特定されておらず、世界中の農園から集めた紅茶を独自にブレンドしているよう。
ただ「フルボディ」の茶葉を集めたと書かれていますね!
紅茶の中には、軽やかでスーッと飲める紅茶もありますが、こちらのアールグレイのベースには紅茶の旨み・渋みが強く、味わいがしっかりとした茶葉が選ばれているようです。
茶葉の様子・パッケージなど
パッケージは紫色。アールグレイって紫のパッケージが採用されていることが多いですよね。なんでだろう。
フィルムを剥がして開けてみると、直接ティーバッグが入っています。
紐がついていないタイプのティーバッグ。
パッケージの作りが以前に飲んだPGtipsに似ている気が。
(ティーバッグの形は異なりますが。)
イギリスでは日常的にたくさんの紅茶が飲まれているため、簡易的で大量の紅茶を収納できるようなパッケージが採用されているのでしょうね。
夫も私も紅茶をたくさん飲むので、紐がないこのタイプのティーバッグはすごく好きです!ゴミも少ないしね。
紅茶の詳細情報
ブランド名:テトリー(Tetley)
紅茶名:Tetley Earl Grey
原材料:紅茶、香料
紅茶の産地:世界各地の紅茶をブレンド
おおよその価格:756円(税56円)/50袋
カフェイン量:あり
購入場所:成城石井店舗
ネットでも購入できますが、今回私はスーパー(成城石井)で見かけて購入しました。
「Tetley Earl Grey」をレビュー
それではテトリー社のアールグレイをいただいてみます!
抽出方法を探したのですが、あまり詳しいことは書いておらず…。
自己流ですが、次のような手順で淹れてみました。
抽出方法
温めたポットにティーバッグを2つ入れる
400mlの熱湯を加える
2分間抽出してからティーバッグを取り出す
今回はポットで淹れたため、ティーバッグを2つ使用しました。(マグカップならもっとお手軽に紅茶を淹れられます!)
色・香り
水色は透明感低め。褐色がかった赤色です。
香りはアールグレイに使われている香料のベルガモットの香りがしっかりと感じられます。柑橘の爽やかさがある匂いで、飲むのが楽しみ!
飲んだ感想
飲んでみると、ベルガモットの上品で爽やかな香りとともに、紅茶のおいしくてやわらかい渋みがしっかり。渋みはキレるような感じではなく、舌全体がじわじわと刺激されるような渋みです。
ベルガモットの香りは強めで、しっかりとフレーバードですね。
ベースの紅茶自体にはあまり際立った特徴はありませんが、説明通りボディがしっかりとしている印象を受けました。
ストレートで飲めないこともないですが、渋み・苦味がしっかりとあるので、ミルクをいれて飲んでも美味しそう。
ということで早速ミルクを追加!!
はあ〜渋さなど飲んだときに口の中に引っかかる部分が全てまろやかになり、上品なベルガモットがしっかりと香るおいしい紅茶になりました…。
アールグレイをミルクで飲みたい派の私には、かなりいい紅茶でした。ミルクを加えて飲むことをおすすめします。
味にクセもないので、ベルガモットとケンカしない食べ物だったら、結構幅広くペアリングできそうです。次はスイーツといただきたい。